為「せば」成る

ほど人生は甘くない

THE IDOLM@STER THE@TER CHALLENGE 03 ドラマパートの考察

この記事はTHE IDOLM@STER THE@TER CHALLENGE 03 ドラマパート「誰ソ彼ノ淵」のネタバレを含んでいます。

十分に考察を楽しみたい方は視聴後に読まれることをお勧めします。

 

※この記事はグロ・ホラー・ショッキングな内容を含んでいるため苦手であったり耐性がない方は読むことを推奨しません。

また、ドラマパート「誰ソ彼ノ淵」も同様に苦手な方は視聴することを推奨していません。

視聴の後に気分を悪くされたりした場合も責任は負いかねるので自己責任でお願いします。

 

 

PCの方は続きを読むからどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カニバリズム(cannibalism)とは、人間が人間の肉を食べる行動、あるいは習慣を言う。食人、食人俗、人肉嗜食ともいう。文化人類学における「食人俗」は社会的・制度的に認められた習慣や風習を指す。(Wikipediaより)

 

ミスタの考え曰く人の肉ってまずいらしいですよね。

牛や馬、豚と違って肉食であることとが原因だとありましたがその理論だとワニ肉や蛇肉、熊肉とかもまずいということになってしまうので、

自分の考えとしては「雑食だからまずい」あたりだと考えています。

カラスとかまずいって言うしね。

 

こんにちはせばすです。

 

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先日少し出遅れましたが「THE IDOLM@STER THE@TER CHALLENGE 03」を購入してきました。

本来であればTC 01になる予定でしたが中の人の都合上一番最後になりましたね。

でも中の人は無事戻ってきてくれたのでファンとしては安心しましたし有り難い限りです。

ドラマパートでは戻れないし無事でもないけど。

 

さてもうミリオンではおなじみになった新規曲に連動するドラマパートを視聴してきましたのでそちらについての考察を書いていこうと思います。

あくまで考察なのであまり粗探しは止すのだ。

 

 


 

1.登場人物

 

主人公である野々原茜(CV.小笠原早紀)、その友達である島原エレナ(CV.角元明日香)、彼女たちの担任の先生である桜守歌織(CV.香里有佐)秋月律子(CV.若林直美)に関してはドラマパートの視聴で把握できる要素ばかりなので深くは掘り下げません。

 

ここでは謎が多い館の女主人である二階堂千鶴(CV.野村香菜子)、館のメイドの北沢志保(CV.雨宮天)二階堂千鶴の『娘』とされる少女の水瀬伊織(CV.釘宮理恵)について考察をしていきます。

 

館の女主人である二階堂千鶴について

遭難してしまった4人を自らの館に招き入れた心優しい館の女主人…といった様子でしたが、彼女が今回のドラマパートで起きた惨劇の黒幕です。

しかし、直接的な発言はなかったため、4人が彼女を惨劇の黒幕だと認識していなかった可能性もあります。それを踏まえての考察を述べていきます。

彼女は「食人嗜食(カニバリズム)」のある女性であり、元は無人島であった島を買い付けて住んでいるのも誰の目にもつかない場所で食人を行うためであることが推測できます。

エピローグで行方不明になった26名の中に茜たちが含まれていると考えると、この島が外部からは認識されていない可能性が高いことも予測できます。

島自体が千鶴の所有地のため入ることができないという可能性もありますが、茜たちが島に入った際の志保の対応から見ると入ること自体は千鶴の怒りに触れる要素ではないと判断できます。

 

プロローグで『娘』である伊織に食べさせていた食事は恐らく今回4人のように過去に遭難などで島に迷い込んだ「誰か」の肉であると思われます。

(週1で食料を運んでくる船があるというのは嘘、もしくは本土の遺体を島に運んできているのどちらも可能性あり)

 

そして、劇中で伊織が屋敷の裏の墓地に足を運んだということを聞き、

メイドである志保に伊織を「始末」させたことや、

「この島の全ては私の所有物」であるといった発言を見る限り、

自分以外の全ての人間をモノとしか思っていないサイコパスであることも伺えます。

 

楽曲「クルリウタ」の歌詞の「今を明日を 全てが欲しいと 滴る心」

という箇所もすべては自分のものだと言い張る千鶴の傲慢さや異常性を表したものでしょう。

 

しかし、前述にある通り遭難した4人が黒幕だと認識していなかったことから(歌織は勘付いていた可能性あり)も伺えるように表向きは非常に人当たりの良いセレブ女性であり、終始感情をさほど荒げることもなく、自分の命令に背き、律子を捜索しようとした歌織にも宥めるような物言いをし、館に留まらせようとするなど高い話術も身に付けていました。

他者のことをモノとしか思っていないからこそ、自分の意見に背いた歌織に対して感情を荒げることもしなかったのは感心した方もいるのではないでしょうか。

 

館のメイドの志保について

二階堂千鶴に仕える従順なメイド…といったところでしょうか、表の顔は。

二階堂千鶴に引き続き今回の惨劇の犯人です。こちらは実行犯ですね。

 

まず、茜たちが初めて志保との邂逅の際に凄く冷たい目をしていたという描写がありました。これは恐らく茜たちがこれからどうなるであろうかということを予測した上での哀れみではないかと考えられます。

後にも述べますが茜たちがこの屋敷に助けを求めた以上行く未来は

二階堂千鶴の食事になる」「千鶴のモノになる」

の2つしかありません。

どちらに転ぼうが地獄のような未来であることには変わりがないのでそれに対しての哀れみの目であったのでしょう。

 

恐らく皆さんが気になっているのは後者の「千鶴のモノになる」という点でしょう。これは志保がなぜこの館で生かされているかという考察から導き出されます。

志保は伊織の解体の際に歌織に見られた可能性があったため、歌織の始末を実行します。

その際に「あなたも大人しくしていれば生き残れたかもしれないのに…私のように」と呟くシーンがあります。

さらに歌織を始末する際には「ちゃんとしないと私がご主人様に叱られてしまうんです!」と声を荒げたシーンもありました。

これから考えられることは

「志保も過去にこの島に迷い込んだ後に、何らかの理由で千鶴の食事になることを避け、千鶴の所有物として仕えている」

ということです。

あなたも大人しくしていれば、という発言から千鶴に歯向かうことが出来ないロボットのような存在であることが伺えます。(識別番号44か!?)

 

そのため、茜たちは過去の自分と同じ状況であったため、茜たちの未来を予測できたと考えられます。

そして劇中でも感情の起伏が一段と乏しかったように思えましたが、歌織を始末するシーンでは声を荒げていました。

命を奪うという行為に罪悪感を覚えているため動揺しているという捉え方もできますが、「ちゃんとしないとごしゅP様ご主人様(千鶴)に叱られてしまう」という点から千鶴に対してかなりの恐怖を覚えているという風にも捉えられます。

この恐怖の理由として志保の眼帯に理由が隠されていると考えられます。

作中では志保の容姿は一切触れられていないため分かりにくいですが、ジャケットや、ゲーム内のSSRを見ると左目に眼帯をしていることがわかります。

眼帯というと目に何か傷を負っていると推測するのが最も無難ですが、

 

「千鶴がカニバリズムであること」

「千鶴へのかなりの恐怖感」

 

を踏まえると、

「左目に大きな傷を負わされている」もしくは「既に千鶴に左目を食べられていて左目がない状態」であるということが推測できます。

茜たちが千鶴の本性に気付けなかったことを見ると、志保は何か直接的な行為をされた結果、千鶴へ恐怖を抱いたと考えるのが無難でしょう。

 

つまり志保はこの惨劇の実行犯ではあるが、二階堂千鶴に生かされてるに過ぎないモノである劇中でもかなり可哀想な役であることがわかります。

 

 

二階堂千鶴の『娘』とされている伊織について

 さて、伊織に関してですがここで娘とされている、という記述をしたのは1つの理由があります。

 

それは二階堂千鶴の娘というのは嘘である」ということです。

(本当は妹で吸血鬼の可能性あり)

 

これを推測した理由としてはプロローグとエピローグにあります。

プロローグでは「誰か」を食べさせられていた伊織、

エピローグでは恐らく「同級生であったもの」と「担任の先生であったもの」を食べさせられていた茜、どちらも同じような状況であり対比のようになっていました。

 

志保が命を奪われずに千鶴の下で仕えている理由は明確ではないですが一定の条件下では命を奪われない場合もあるということになります。

恐らく伊織も何かしらの条件を満たしていて、二階堂千鶴の娘という建前で生かされているだけに過ぎないということが予測できます。

 

楽曲「クルリウタ」の歌詞の

「白い細い首に手をかけて 違う 惑う 本音(こえ)を消した」

「殺めるべきは愛しいぬくもり それとも欲望(くうふく)か」

というところからも伊織が偽りの家族であることが伺えるかと思います。

(前者は志保とも捉えられるかも)

 

しかし、後に伊織は志保に「始末」されてしまいますがこれは伊織が屋敷の裏の墓地に足を運んだことが原因です。

前述の通り、千鶴は島の全てが自分の所有物であり、モノとしか思っていないサイコパスであるため、伊織の身勝手な行動が許せなかったのでしょう。

もしくは食事にされた者の墓を建てる行為が千鶴の「自分以外はモノ」という考えに反していることに怒りを覚えた、あたりですかね。

 

劇中で最初から最後まで生かされていた人物は志保と茜のみでしたが、志保の発言を見る限りでは、例え志保であろうと自分の意志に沿わない行動をした場合は躊躇なく切り捨てられる可能性があると推測できます。

 

志保と伊織ではなぜ、メイドと娘という異なった立場に置かれているのかは劇中だけでは不明ですが、エピローグで伊織の空いた席に茜が置かれていることを見ると、千鶴は常にメイドと娘という席を設けていて、席が空いたらまた別の「誰か」を置くといったように自分以外をモノとしか思っていないということが推測できるかと思われます。

 

つまり、この席に座らされた茜は千鶴の意志に判した行動を行えば伊織と同じ未来を辿るであろうということは想像に難くないと思います。

 

楽曲「クルリウタ」の歌詞にある「延々 繰るり」や「繰り返される宿命は」は伊織から茜、さらに次のまた誰かといったようにこの惨劇が繰り返されることを表しているのではないでしょうか。

 


 

 

恐らく考察できる箇所は大まかにこれくらいだと思います、まだ1周しかしてないので少し粗があると思いますが。

 

あ?2周目?自分で考察しろや。

内容的には猟奇的で過激なものであったため、1周でももうおなか一杯美奈子はおっぱいって感じなんですけど非常に面白い作品であったことは事実なので余裕があれば2周目、3周目として考察の深堀をしていきたいですね。

 

これは蛇足ではありますが、エピローグのラジオでは

「13人の遺体が打ち上げられていて、26名が行方不明」とあったことから、このうちの26名に伊織や茜たちが含まれていると考えられます。

(もしかして志保もいるかも)

 

志保がいつからこの島にいたのかは不明ですが、伊織よりも島には先に来ていたと推測すると辻褄が合うことがあります。

伊織が常に非常に精神が不安定のような状態であったのは志保よりもだいぶ後に島に来たため、千鶴の異常性を受け入れ切れてないのではないかと思われます。

伊織が屋敷の裏の墓地に足を運んでいた際、いくつの墓があるのかなどは明記されませんでしたが自分以外をモノとしか思っていない千鶴が墓など建てるとは考えにくいため、これらの墓は恐らく伊織が今まで口にしてきた者への手向けといったところではないでしょうか。

これよりも先に島に来ていた志保はさらに多くの命を奪っていたと考えるとなかなか衝撃的ですがこれらすべてを計画したのは千鶴と考えると千鶴の異常性がよくわかりますね。

 

とまァ長々となりましたが視聴中は直接的表現が多いと思いましたがなかなかわかりにくい点もありましたね。特に千鶴は行動に大きな変化もなく、伊織は発言が少ないため考察が出来ない箇所もありました。

しかし個人的にはこういった考察の余地がある者は色々な解釈が生まれるため聞いてて面白いと思いますね。

勿論STAR ELEMENTSやCleaskyのような順当なアイドルストーリーも面白いですけどね。

誰ソ彼ノ淵のことBAD ENDのCleaskyって言うのやめろ。

 

またこんな感じで考察の余地が多そうなドラマパートを視聴した際は考察の記事を書いていく可能性がありますがよかったら軽くでも目を通してもらえると嬉しいです。

 

せばすでした。それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女主人2位の伊織と担任の先生2位の律子は出てるのにメイド2位のやよいは…?と思った皆さん、安心してください。

 

 

 

墓地、オレンジのガーベラ、オレンジがイメージカラーのアイドル

 

 

 

そういうことです。

 

 

では

 

 

 

※8月6日 追記

ドラマパートの森で律子の腹部に大きな穴が空けられていたという点ですが恐らく食用として臓器を取り除き、血抜きを行っているものだと思われます。

血で地面がぬかるんでいたと言う表現があったので血抜きを行っている最中だったということはなんとなく予想できます。


最初は何か腹部に大きな穴を空けられるような道具を用いたのかと思いましたが伊織の解体の際に用いていたのはチェーンソーであったり、ゲームのSSRでは片手で持てるナイフであったりとどちらでも腹部に大きな穴を空けることは困難ではないでしょうか。


殺害の際には歌織とエレナ同様ナイフを用いて殺害、その後に処理を行った後、森に置いていたというのが妥当でしょう。

そうすれば木の上にぶら下がっていたのも処理後にぶら下げた、といったように辻褄が合うので。


律子が行方不明になってから食事を挟んでいると思われるので穴が空いていた部分の肉は既に食事で出されていた可能性がありますね。


それにしても二階堂精肉店からのアイドルをここまで強烈なドラマに出演させるのも肉に対しての熱い風評被害がかかりそうですよね、肉だけに。

寒い?それは料理だけに作務衣ってことですか?

 


それと志保が千鶴に刃向かえない理由としては恐怖心以外にも武力的な問題で適わないからという点もありそうですね。

週1で本土から食料を届けに船が来る、と言っていたのでその船を使い逃げることも可能だと思うのですがそれも行わないということは恐怖心以外にも何か理由があると考えるのが妥当でしょう。


何十人も殺してきたであろう志保であれば常に千鶴の側近にいることも考えて寝首を搔くことくらいは容易いとは思うのですが、それを行わない理由としては千鶴自体に何かがあるのではないでしょうか、不死身だとかそういう。


食人行為には不老不死や滋養強壮のような伝承が残されているそうですが、それが伝承ではなく事実である可能性も視野に入れた方が良さそうですね。

(現実で考えれば有り得ない話だとは思うけどまぁ二次作品なので)


あの島に残された人物は千鶴を除くと志保と茜だけですがこの地獄から脱出するには千鶴を倒して島から脱出するしかなさそうですね。

 

誰ソ彼ノ淵〜希望編〜

待ってま〜〜〜〜〜す